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『小さな習慣』で自分らしく

2024年が幕を開けましたが、日本では自然災害を始めとした大きなニュースが飛び込んでくる年初となりました。被害にあわれた方々の復興・回復を心から願うばかりです。そして2024年という年が、皆様お一人ひとりにとって、より良き方向へと向かう年になることを祈念しています。

年初というと、新たな目標を立てたり、願うことを漢字一文字に表したりして、どのような年にするのかその意図をしっかりとつくる方もいらっしゃるはずです。その際、これまでやったことのない大きな目標を立てるのも素晴らしいことです。ずっとやりたかったのに後回しにしてきたようなプロジェクトの発足や、なんらかの社会貢献かもしれません。そうした目標に向けて前進することで、2024年が、自分自身の大きな成長や歓び、そして周囲への貢献につながるかもしれません。

それに対して、『小さな習慣』をつくり、一日一日が、ささやかな幸せや充実感で満たされることを目標にすることも同様に素晴らしいことだといえます。特にここ最近、先が見えない予測不能な時代になったこともあり、『もっと、もっと』とわからない何かを追い求めるのではなく、目の前にある当たり前に感謝することや、一日一日を充実して過ごすことに意識を向ける方が増えているように感じています。また、長年、人の変容を支援させていただく中で思うのは、一見小さく見える日々の一歩が、後々、その人の大きな変容となることはよくあることです。小さな一歩や習慣が、その人の“人となり”を変え、自分らしく生きている実感を高め、叶えたかった夢の実現に踏み出す勇気へとつながったりするのです。ここでは、自分らしさを育てるための『小さな習慣』に着目していきたいと思います。

まず、『小さな習慣』とは、一体、どのようなものなのでしょうか。『小さな習慣』は、今日という日を、自分らしく生きること、歓びを感じられるようにするための習慣です。例えば、次のようなものがあげられます。

  • 当たり前だと思っていた人の好意に気づき、“ありがとう”を声にだして伝える
  • 忙しいスケジュールの中に、1日10分 “余白”の時間をセットし、その時間は、頭を休ませてただただぼーっとする
  • 一日1回、大笑いする
  • “今”にいることを意識するために、速度を2倍落としてゆっくり歩く
  • 一日の終わりに、5分時間をとって、自分を褒める
  • 一日ひとつものを捨てる
  • なるべく本音を口にする。言えなかった時は後から訂正する
  • 笑顔で挨拶を大きな声に出す(おはようございます等)
  • 仕事の前に机を水拭きする

いかがでしょうか。これらは、コーチングなどを通じて、多くのリーダーが試すことに決めた数々の『小さな習慣』です。自分がやってみたいと思ったことはありますか?ここになければ、自分がやってみたいと思う習慣は何でしょう。こうした行為は、一見小さいことのように見えるかもしれませんが、本当にそれを毎日やっていくことは、ある意味勇気と忍耐力がいることだと思います。ただ、本当に自分がやりたい小さな習慣を見つけ、それを続けることができると、日々の生活の中で歓びを感じられる時間が増えたり、余裕ができて自分らしさを取り戻すことができるようになったりします。しばらくすると、自分の心の状態がより良い方向に変化していることに気づくかもしれません。ひいては、周囲の人との関係が良好になったり、もっと大きな目標に取り組む勇気がわいたりすることもあるでしょう。

2024年、皆さんはどのような年にしたいと思っていますか?自分が望む一年にするために、『小さな習慣』をつくり、今日から実践してみませんか。