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世代を越えてみんな学ぶ人

寒中お見舞い申し上げます。新型コロナウイルスの影響が一層大きくなっておりますが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。仕事や家庭のあり方、様々な人間関係の変化を体験されていることと思います。まさに私達は今、時代の変わり目にあり、多くの当たり前が変わる時にいるといっても過言ではありません。

そんな中、私たちは皆、「学ぶ人」になることを促されているように思えます。私といえば、今、大学生4年生の男性のリーダーシップのもとチームを結成し、あるプロジェクトを進めています。チームメンバーは40代から60代で、どの人も人の成長に関わるプロですが、全員、この大学生のイニシアチブに感銘を受け、彼のリードする打ち合わせや方向についていっているのです。昔であれば、大学生に伝えたい・教えたい・支援したいと思うことがたくさんありましたが(今もありますが)、これからの時代、私たちは若い世代から学ぶことが多くあるのではないかと痛感しています。自分よりずっと若い世代の人達の発想の凄さに気づき、素直に感銘を受け、フォロアーになってゆくことで、どれだけ多くを受け取ることができるのでしょうか。

まさに教える人・学ぶ人という境界線が薄れ、共に教え合い、共に学び合うことが、ますます大切になっていくように感じてなりません。リードする人とフォローする人、与える人と受け取る人、経験のある人とない人、主役の人と脇役の人、助ける人と助けられる人。こうした役割の境界線が少しずつなくなり、よりフラットな世の中になっていくことを暗示しているようにも思います。

自分がある役割を担っているとしたら、反対側の立場をとる意識を高めると、何が可能になりますか。

関 京子