あわい
リーダーシップ
願い

「あわい」とは、日本語の「間=あわい」から生まれた言葉です。古い社会のしくみの中で、私たちはありたい状態から離れ、無意識に自分たちを制限する数々の声・意識に、多少なりとも影響を受けてきたと言えます。
「あわい」は、それらの声・意識のどれにも属さず、その間に存在する「静けさ」を表しています。そこには、何もありません。ただあるのは、無限の可能性が広がる世界です。私たちが「あわい」とつながり、思い込みを手放し、自分ならではのリーダーシップを育むこと―それが、あわいリーダーシップの願いです。
礎とする考え
変わらなくて良い、「すでにある」ものを思い出す

私たちが、持っていない能力を身に着け、変わらなければならない、と自分に強いる時、心と体は微妙な緊張感をもちます。そのようなやり方から生まれる変化・成長も時には必要ですが、ここではむしろ、リラックスし、「すでにある」ものを思い出すことに重きを置いています。
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それは、「あわい」とつながり、自分の中心に立つ感覚を取り戻すことから始まります。その時に触れられる自分の本当の答えやリソースをリーダーシップに活かしていきます。
自然が体現する「二つのエネルギー循環」を自分の中に取り戻す

「あわい」とつながる時、私たちは本来の自分を取り戻し、調和のとれた自然な二つのエネルギー循環を体験します。自然は、常にそれを私たちに手本として示してくれています。昼と夜。寒と暑。静と動。そして、全体とつながりながら、他の生命と「受け取る」「与える」といった循環を繰り返し、自然は存在しています。
私たち人間も、吸って吐く呼吸を始めとし、この二つのエネルギー循環から生かされています。これは、「陰と陽」とも呼ばれ、互いに補完しあい、自然の営みをつくっています。ただ時に私たちは、「あわい」から離れ、乱れた循環を体験することがあります。
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例えば、古い社会のしくみの中で、私たちは生き残るため、“成功”するために、偏ったエネルギーの使い方を学んできました。目に見える成果をいち早く達成するために、陽(外に向かう動のエネルギー)を過度に使い、自分や人を労わることを忘れ、攻撃的になったり、疲れ切ったりしたこともあるでしょう。人の期待に応えるために、陰(内に向かう静のエネルギー)を過度に使い、ノーを言わず受け取り続け、変化を生み出せず、犠牲者意識を募らせたこともあるかもしれません。
ここでは、私たちが元々もつ両方のエネルギーを思い出し、どちらも開放し、生き生きとした二つのエネルギー循環を取り戻してゆきます。結果として、自分のあり方や行動の幅が自然に広がり、強さと柔らかさ、決断と熟考、攻めと守り、どちらも発揮できる本来のリーダーシップを手にいれることになるでしょう。
日本の智慧を活かす

リーダーシップという概念について、私たちは西洋から多くを学んできました。結果として、私たちは成長と繁栄を体験できたことは間違いありません。同時に、日本やアジアには、リーダーシップに活かせる数えきれない智慧が眠っていることも事実です。
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例えば、先に述べた「陰陽論」もその一つです。また日本には、「森羅万象」という、自然を敬いすべてがつながり影響しあう世界観があり、これは現代のシステム思考とも共鳴し、物事のつながりや背景を読みとる姿勢に通じます。これらはほんの一例にすぎません。
私たちが足元を見つめ、自分たちに元々ある智慧を思い出す時、これからの世界に必要な指針が埋もれているはずです。あわいリーダーシップでは、そうした古くから自分の生まれ育った社会や文化にある智慧を探求し、活かしていくことを大切にしています。
【あわいリーダーシップ】
宿泊型4日間プログラム
~はじまり~
静のエネルギーから創る世界
このプログラムは、いくつかのシリーズに分けてお届けする予定です。「はじまり」では、あわいリーダーシップの源に触れ、自分との関係を築き直し、静のエネルギーを活かして願いを実現するための器をつくることに焦点をあてます。
「はじまり」の次は、「動のエネルギーと共に創る世界」へと続く予定ですが、今はあえて決めずにいます。プログラムは有機的に変化するものとして捉え、そのときどきの状況に耳を澄ませながら構成し、次の扉をひらいていきます。このプログラム自体が、私たちとともに育ち、進化していくプロセスとしています。
根が先、花は後

「あわい」とつながり、可能性の領域から自分を見つめ、その中心に立つことから、この旅は始まります。その上で、私たちに与えられた静と動、二つのエネルギー循環をリーダーシップに活かしていきます。ではなぜ、静のエネルギーから始めることが大事なのでしょうか。
あなたが願っていることを花が咲く過程に喩えてみましょう。花は、豊かな土としっかりとした根があって初めて美しく咲きます。長年、乾燥しきった固い土の上に立っている木を想像してみてください。残念ながら、水不足から、木は、根腐れで花を咲かせることも、実をつけることもできません。私たちが、何かを実現したいと願う時、似たようなことを体験することがあります。
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例えば、目に見える成果を出すために前進すること(動のエネルギーが主導)に躍起になり、目に見えにくい自分や人の心の状態やあり方(静のエネルギーが主導)を二の次三の次にしてしまうのです。結果として、なんとか花は咲いても、自分も周囲も疲れ切ってしまったり、心底歓びを感じられなかったり、本当に願っていたことそのものの実現をあきらめざるを得なかったりします。
このやり方は、古い時代に染み付いたやり方で、私たちがつくった負の遺産と言えるのかもしれません。新たなる時代に生きる私たちにとって、心の状態やあり方(静のエネルギーが主導)を無視して事を進めるやり方を手放す時です。むしろ、健康な根があるからこそ、自然に花が咲くことを実践していく時代です。
自分の心の状態・あり方・エネルギーが整うからこそ、周囲に対して伸び伸びする器をつくることができ、本来実現したかったことが自然に、そして期待以上に叶ってゆくのです。それを可能にするのが、まさに私たちに備わる静のエネルギー主導のリーダーシップです。
目指したい姿
自分との関係を築き直す

次のようなことを体験して、自分との関係を築き直します。
- 「あわい」とつながり、自分の中心に立ち、ブレない自分を育む
- 自分の使命を思い出す
- 自分のあり方を整え、存在感・プレセンスを高める
実現したいことが自然に起こる器をつくる

次のようなことを通じて、静のエネルギーから創ることを学びます。
- あり方を整える(自分のプレゼンスを高め、周囲に良い影響をもたらす器をつくる)
- 包み込む(自分と他者の心理的安全性を築く)
- 受容する(負の感情や状態を一旦受け入れ、あるべき状態にする)
- 直感的に感じ取る(感覚を研ぎ澄ませ、不十分な情報の中でも決断する自信をもつ)
- ゆだねる(信頼して手放し、流れにのる)
尚、このプログラム受講後、日常の中でいろいろな変化を体験されるでしょう。ささやかな出来事に感謝する気持ちが芽生えたり、周囲の人やチームとの関わりがこれまでとは異なることに気づく人もいるでしょう。また、自分の使命を思い出したことによって、自分独自のリーダーシップを具体的な形にする人もいるはずです。
こんな方に
- 組織(企業・ソーシャルセクター等)でリーダーシップを発揮することが求められている方
- 自分の使命を思い出し、その表現に向けて歩み始めたい方
- 古いあり方や行動パターンを手放し、自分独自の生き方・リーダーシップを見つけたい方
- 日本(アジア)ならではのリーダーシップを探求したい方
- 静のリーダーシップから創る世界を探求したい方
- 自分への信頼を育みたい方
*プログラムでは、少人数での深い対話を大切にしています。ご自身と丁寧に向き合い、内側を探求したい方に向いている内容です。ノウハウ提供を目的としたプログラムではないため、サービス開発や他者支援を主な目的とされる方にとっては、今回の内容がフィットしにくい場合があります。
4日間のテーマ
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Day 1
あわいリーダーシップへの誘い
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Day 2
存在から導く
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Day 3
不足の美を尊ぶ
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Day 4
統合と旅立ち
プログラム概要
日程
2026年5月29日(金)13時開始~6月1日(月)15時終了
開催場所
長野県『いのちの森 水輪』
https://suirin.com/stay003/
費用
受講料:132,000円(税込)
宿泊・食事代・施設利用料:合計80,000円(3泊4日)
*お支払いがご負担になる場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
募集人数
8名(少人数制)
企画

関京子(株)Deep Harmony代表
『ツイン・エネルギー™』著者。国際コーチ連盟認定マスターコーチ(MCC)。長年コーチ養成・リーダーシップ開発に従事する。現在は、人と組織が本質的な力を取り戻し、次のステージへと変容できるよう、日本および欧米で様々な活動を展開している。